...ANOTHER PART:"AWAKE TO NIGHTMARE"
後書き
皆さんこんにちは、『仮説雑貨商』主催者兼管理人のK−Uです。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
いやあしかし・・・ホントに時間が掛かりましたよ。
元々プロットを練りだしたのは1997年の今頃、メインタイトルにも記した当時私が連
載していた投稿EVA小説”Wind and Moonlight”シリーズの外伝の
第二弾として(ちなみに覚えていらっしゃる方はご存じのとおり第一弾は時代劇でした。)
執筆すべく準備していたのですが、その後色々あって結局メインのこのシリーズを含めて
そこでの執筆は中断、当然ながらこの作品も他の未完作品と同様に埋もれる筈でしたが、
この『仮説雑貨商』の開設に当たり、何かの連載を行うべきだと考えたのと、やはり私に
とって付き合いの長いサキというキャラクターをこのまま埋もれさせたく無いと考えて、
今度は短期連載という形で執筆を行おうと再びプロットを練り直しました。(なおこの時
今回の敵役であるダニエラが誕生しましたが、その性格はかなりイカれてました(汗))
しかしそれがどうなったのかはご存じのとおり、結局私にとって一番馴染みのあるサキは
<20代半ば>の大人のサキであるということと、元々放浪形式で一話完結の物語を好む
私の嗜好(その方が世界観を物語に生かし易いとも考えました。)により今公開している
”G.S.M.”シリーズはああいった物語となり、再びプロットは凍結となりました。
で、そんな作品を何故又書いたかというと、1つはサキというキャラクター、いや人間が
どういう過去を持っているのかということを描写した物語を一度は書きたかったことと、
稚拙なりにWEB作家としてやって来た一つの節目としての50本目に相応しいだろうと
考えたこと、そして何より今ではご覧になっているかどうか解らない方ですが、97年の
頃にこの作品をお約束した方に対する遅すぎるなりのけじめを付けたかったからです。
それが結局1年かかりました。
年越えどころか世紀越えになりました。
その間、殆ど他の作品を進めることもなく、見えない義理を欠いたと自覚しています。
生活環境の激変や不快極まりない日常のトラブルに翻弄された挙げ句、その僅かな時間に
進めた部分も気に入らなくなって結局破棄ということを何度も繰り返しました。
いっそのこと三度目の凍結をと考えたことも何度もありました。
そうしていれば多分プロットの段階で止めているG.S.M.の本編や私家版「列車物語」
そして他の短編や投稿作品に着手出来てここも1年未更新にはならなかったと思います。
しかし、こうして完成しました。
それは私の力では無く、ひとえに皆様のお陰です。
時には直接、或いはWEBを通じてこんな私を見捨てないでいてくれた皆様のお陰です。
だから・・・この作品は今まで私の作品に目を通していただいた皆様へ捧げます。
そして、これからもこの『仮説雑貨商』と執筆を継続することを改めてお伝えします。
皆様、本当にありがとうございました!
2001.10.15 自室マンションにて
BY:K−U
※ 今回はかくし文章はここに乗ってないですよ。(笑)