暗い洞窟の中をため息をつきながら少年が一人歩く。

少年は現在この場所にいることが非常に不本意だった。

「まったく、なんで、僕が、こんな、事を、してるんだよ。」
そしてまた彼はため息をつく。
「何で姫の花婿修行でこんな事をしないといけないんだろ。良い迷惑だよ。」

そう一通り愚痴った後少年は石をけっ飛ばす。

コツーンといい音をたてて石は飛んでいき数回バウンドした後何かに当たって止まった。

少年はもう一度ため息をつく。

「だいたい何でアスカ様は僕のことをほっておいてくれないんだ。姫が一般市民に興味をもってほしくないもんだよなぁ。」

少年はアスカ姫が聞いたらマサカリ担いで猛烈な勢いで追いかけてくるようなことを本人が居ないことを良いことにブツブツ言う。

しかし、それを中断させるような声がどこからともなく聞こえる。

「イ?」

「イー?」

少年はその声が聞こえるとガタガタ震え出す。
実に肝っ玉の小さな少年だった。

「てっ敵がいるぅ。あぁぁ見つかっちゃうよぉ。」

彼はその場にどんな敵が居るのかと思いそっと通路の角から覗きこむ、すると全身黒タイツを着込み腰には銀色に輝く無駄に大きな『ウナギ犬』のレリーフが入ったバックルをつけた人間が、これまた無駄に側転をしている。

「イーイー」

「あう、非常にやばい人達だ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ」

少年は、いつもと違うお題目を唱えると左右を見ると金属の枠が目に入る。

「これだ」

少年は背負った剣を抜くと金属の枠格子を切り落とす。

「よかった、アスカからもらったこの剣は切れ味良いんだよねぇ。料理に使ってるって知ったら殺されるだろうけど。」

少年はそう独り言を言うとイソイソと穴の中に入って行った。

 

 

ごそごそと後悔しながら進んでいくこと1時間・・・シンジは無駄に 真っ赤な光で満たされた部屋にたどり着く。

部屋の真ん中にはご丁寧にに「さわるなきけん自爆装置」と書いてあった。

少年は長時間狭い中を匍匐前進で進んでいた疲れの所為でよろよろと立ち上がる。

「おっとっと」

バランスを崩した。

少年がよろめくよろめいた少年が手をついた物は・・・・もちろん自爆装置 だった。

もちろん少年・・・碇シンジは逃げ出した


EG FANTASY 〜たぶん伝説へ〜(仮)  第3新東京市で萌えてるか

第一話ゲドジャッカー誕生


 

地下にもかかわらずサングラスをかけた男たちが円卓を囲って話し合う。

「六分儀君、我が組織ジャッカーは君のおかげで巨大組織になることができた。君には深く感謝する。」

「感謝には及びません。まだ始まったばかりですから。」

「たしかに、これは最初の一歩だ。」

「左様、そして君に任せたいポストができた。」

六分儀はツイストを踊り出したいのを必死に我慢しながらバイザーをした老人に答える。

「私に任せたいポストですと?・・・キール首領

「そうだ、シナリオ通り君には第3新東京の地下に我らの新しい根城を造る。しかし六分儀我らの組織の名前を出してはならん。そこで、君には自分の新しい組織の名前を決めてもらおうと思う。」

六分儀ゲンドウは泣いた・・もちろん心の中で・・・・・・・。

「そうですね、私の組織の名前はネル・・・・」

ゲンドウがそこまで口に出したとき・・・それは、うかつ者のシンジがよろめいて自爆スイッチに手をついた瞬間 だった。

ジャッカーの基地中を赤い回転等と自爆するという警告メッセージが鳴り響く。

ジャッカーの偉大なる首領キールが叫ぶ。

我が栄光のジャッカーの滅びるというのか!!」

ちなみにこの組織悪さはまだ何もしていていない

ちなみに、今までの資金は非常に良質高水準な福祉関連の仕事から得ている。

「六分儀君、申し訳ないが少々計画は変更だ。これより、我らジャッカーが本拠地は第3審東京へ移動する。しかし、ここまでの功績を考え、おまえの名前を冠することにしよう」

少しずつ天井が崩れる中で六分儀ゲンドウは瞼が熱くなった。

「首領・・・この六分儀ゲンドウ、ありがたき幸せでございまする。」

六分儀ゲンドウはすこし幸せだった。

 

 

一方で、この混乱を呼び起こした張本人−碇シンジ−は必死だった。押したとたん自爆コントロールルームの崩壊が始まるうえに、なぜかレベルがあがる音が止まらないと大忙しだった。

レベルがあがるたびシンジの移動スピードは上がった。

本人は気がつかない・・・・・・・・そして脱出に成功した。

ここに入る前レベル2の彼は・・・・・ジャッカー構成員30万人を生き埋め にすることによりレベル9500に到達してしまった。

 

 

第一話了


すかじいさん、この度はご投稿どうもありがとうございました!
にしても相変わらずの、読めば読むほど汚染ハマってゆく独特の筆遣いと申しましょうか、
この一話だけの書き逃げで終わらすことはどうも納得が行かないって気がするような、
そんな不可思議な面白さをひしひしと感じさせていただいた凄ェ作品でありました。(爆)

・・・というわけで皆様、SCSI−10000さんに是非ご感想と「続き」の催促を!!!